国土交通省が事業者の安全管理規定のアウトラインを公表国土交通省は、輸送事業者に安全管理規定の作成・届出を義務付け公共交通機関の安全性を向上させるため、鉄道事業法など関係法令を改正する法案「運輸の安全性の向上のための鉄道事業法等の一部を改正する法律案」を国会に提出し、審議されている。そして同省は、2006年2月15日に安全管理規定のアウトラインを公表した。
公表されたアウトラインによると、規定の目的は、以下の3点。
そして、経営トップの関与、安全方針、情報伝達とコミュニケーションの確保、安全マネジメント維持に必要な教育・訓練、内部監査など、あわせて14項目を求める内容。
なお規定の内容などを定めるガイドラインは、鉄道事業者代表などがメンバーの検討会(運輸安全マネジメント態勢構築に係るガイドライン等検討会)を同省が設け(初会合は2005年12月2日([b])、協議している。2006年2月はじめに第3回の会合がもたれ、今回公表されたアウトラインをまとめた。
第4回の会合は4月に開催される予定。
