2005年12月 輸送概況JR貨物は2006年1月18日、2005年12月分の輸送実績(速報値)を発表した。輸送量はコンテナが198万2千トン(前年同月比101.4%)、車扱い(社線分含む)が164万8千トン(同110.7%)、合計は363万1千トン(同105.4%)と前年実績を上回った。ただし前年は災害による影響を受けており、それを考慮すると12月は低調だった、とのこと。
コンテナの品目別では、雪害の影響がなかった自動車部品が132.5%、一部が車扱いからコンテナに転換した紙パルプ等が110.4%、化学薬品が107.0%だった。車扱いは、石油が113.3%と大幅なプラスを記録したほか、セメントが108.9%、車両が111.5%だった。寒さが厳しく灯油などの需要が増えたため、曜日運休列車を運休曜日も運転したこともあった。
12月は日本海側を中心に大雪が降り、また脱線事故で羽越線が長期不通となったため、高速貨物列車377本、専用貨物列車27本が運休した。
年度累計は、コンテナが1690万7千トン(対前年同期比101.5%)、車扱いが1059万6千トン(同100.5%)、合計は2750万3千トン(同101.1%)となっている。
