政府が新しい総合物流施策大綱を閣議決定政府は「総合物流施策大綱2005-2009」を2005年11月15日に閣議決定した。
鉄道貨物については、トラックからのモーダルシフトを引き続き進めるため、大型高規格コンテナ導入やトップリフターの整備をする。市販商品に表示するエコレールマークなどソフト面も活用する。さらに、スーパー・レール・カーゴの全国版として新型の交直流高速貨物電車の開発・導入も記された。
鉄道貨物の主体となるJR貨物の経営基盤強化と早期の完全民営化も方針として明記された。
今回の大綱は、
を目標の柱に据えている。
1997年に総合物流施策大綱、2001年に新大綱が閣議決定されて以来、物流の状況も少しずつ改善されている。日本の港に陸揚げされ国内の物流に乗るまでの日数が、1998年は平均3.6日だったが2003年には平均2.3日に短縮された。
