札幌通運と中央通運が経営を統合札幌通運(本社・札幌市、木村輝美社長)と中央通運(本社・東京都品川区、植田義明社長)は2005年10月1日、共同で「ロジネットジャパン」を設立し、経営を統合した。新会社は両社の完全親会社となる共同の持ち株会社で、両社の株式を移転している。資本金は10億円、代表取締役社長は木村札幌通運社長、同副社長は植田中央通運社長がそれぞれ兼務する。連結売上高は年間約400億円、社員数は約1400人となる。
札幌通運は9月27日に上場を廃止して、新会社が10月1日付で札幌証券取引所に上場している。
経営統合で、北海道〜本州間を中心に輸送ネットワークを強化し、人材・営業力を共有する。情報システムは2006年度初めを目標に統合する。
今後の経営戦略として、鉄道コンテナを中心に関東〜北海道間の輸送力を増強、首都圏での営業力強化、各自治体が出す焼却灰やリサイクル物資の輸送など「エコビジネス事業」の拡大、などを掲げている。5年以内に売上高500億円を目指す。
中央通運は10月3日、通運事業本部にエコビジネス事業室を新設した。
