JR貨物・2005年10月の輸送概況JR貨物が2005年11月16日、2005年10月分の輸送実績(速報値)を発表した。
輸送量は、コンテナが前年比103.5%の202万2千トン、車扱い(社線分含む)が114万3千トン(同94.5%)、合計は316万5千トン(100.4%)だった。
昨年は台風が2度 上陸し、下旬には新潟県中越地震が発生していたことから、輸送自体はあまり増えていない。
コンテナの品目別では、北海道を中心に飼料米輸送が多かったことから農産品が115.2%だった。化学薬品は108.3%、自動車部品は118.2%だったが、積み合わせ貨物等は97.8%、化学工業品は96.9%と伸びなかった。
車扱いは、紙・パルプが105.3%、石灰石が105.1%だったが、石油は91.4%にとどまった。原油価格が高騰し需要が伸びなかったことと、平均気温が高かったことが影響した。
年度累計は、コンテナが100.7%の1293万6千トン、車扱いが98.2%の767万7千トン、合計は99.7%の2061万3千トンだった。
10月は、山陽線で大型自動車が橋桁に衝突し高速貨物列車8本が運休した。それ以外はおおむね順調だった。
