全国通運連盟が通常総会を開催全国通運連盟は2005年6月10日、東京都内のホテルで「第35回通常総会」を開催した。
冒頭の挨拶で連盟会長の岡部正彦・日本通運会長は、ほぼ2003年度並となった前年(2004年)度の輸送実績を振り返った上で、「今年2月の京都議定書の発効で、地球温暖化対策の加速化が必要となってきている中、鉄道へのモーダルシフトの取り組みも着実に成果を上げつつある。鉄道貨物輸送がモーダルシフトの担い手として、利用しやすく、顧客から選ばれる輸送手段となることを目指して、新しい施策に取り組みたい」と述べ、JR貨物とのパートナーシップ強化を謳った。
そして2005年度の事業計画を決定した。
荷主と物流事業者が業界ぐるみで連携し温暖化ガス削減を目指す「グリーン物流パートナーシップ会議」に積極的に対応することや、「31フィートコンテナによるシャトル列車構想」を進め多くの荷主の需要を満たすこと、大型高規格コンテナの導入促進事業を進めること、「鉄道コンテナお試し輸送」を充実させることなどが、盛り込まれた。
副会長に日本通運社長の川合正矩氏、専務理事に前日本通運東京警送支店長の中崎俊一氏が就任する役員改選も行われた。
そして、来賓に見守られ、第1回の功労者表彰が行われた。
