一部の中型貨物自動車の高速道路での最高時速が80kmに決定政府は2005年5月24日の閣議で、道路交通法の改正で新しく設置される中型免許で対象となる自動車の内、車両総重量が8トン以上の中型貨物自動車の高速道路での最高時速を80kmとする道路交通法施行令の改正を決定した。
これにより、高速道路での最高速度は、車両総重量が5トン以上11トン未満の中型自動車の内、バスや8トン未満の中型貨物は時速100km、8トン以上の中型貨物は80kmとなる。
警察庁が4月に改正案についての意見を公募したところ35件の意見が寄せられた。この内20件は高速道路での最高速度についてで、多くは、混在は危険なので100km/hで統一すべき、というものだった。しかし警察庁は、「高速道路でのトラック事故の現状から、車両の走行特性に応じて最高速度を設定せざるを得ない」と判断した。
これまで普通(8トン未満)と大型(8トン以上)の二つに区分されていた第1種免許は、道路交通法の改正で普通(5トン未満)・中型・大型(11トン以上)の三つの区分に変更となる。また取得要件も厳しくなる。
