2005年5月 JR貨物・輸送概況JR貨物は2005年6月16日、2005年5月分の輸送実績(速報値)を発表した。コンテナは対前年同期比101.6%の165万4千トン、車扱い(社線分含む)が96.7%の98万3千トン、合計は99.7%だった。
品目別で見るとコンテナは、自主流通米の好調で農産品が108.6%、自動車部品が125.0%、他工業品が108.0%と前年比プラスを記録した。一方、原油価格の高騰で出荷調整が一部で見られた化学工業品が97.0%、エコ関連物資が85.7%と伸び悩んだ。
車扱いでは、石灰石が113.2%を記録したが、原油価格の高騰でガソリン需要が減少した石油が97.3%、一部輸送が中止されたセメントが73.6%だった。
年度累計は、コンテナが101.3%、車扱いが99.3%、合計は100.5%となっている。
期間中に大きな輸送障害は発生しなかった。
