JR貨物の労使が「新春フォーラム」を開催JR貨物とJR貨物労組は2005年1月16日、「2005年JR貨物新春フォーラム」を東京都内で開催した。同社と同労組から関係者約300人が出席し、日本郵政公社の本保芳明理事常務執行役員による特別講演「日本郵政公社の物流事業について」を聴講した。
なお講演前の挨拶で伊藤直彦・JR貨物社長は「産業界のトップの方々から貨物鉄道に対して、自分たちの物流をどう持っていったらよいのか、直接相談されることが増えている。20年前には、貨物鉄道は効率が悪く赤字だからということで"安楽死論"が出たこともあった。有頂天になるわけではないが、われわれはそれぞれの各現場でもっと自信を持とう」「人が介在する事故をゼロにすることは可能だ。労使一体となって事故ゼロを目指すことが、お客様の信頼につながっていく。労使で力を合わせてやっていきたい」と述べた。
続いて挨拶した緒方博恭・JR貨物労組委員長は、自然と平和を守る、貨物労組としてしっかりとした道を歩む、JR貨物をしっかりとした会社にする、の3点をテーマとし、「中期経営計画『ニューチャレンジ21』も最終年度を迎えるが、これまでの問題点を労使で議論して、克服に取り組まなければならない。グループ会社も増えてきており、手を携えてJR貨物グループが発展するために努力していきたい」と話した。
