地震で被害を受けた新潟県小千谷市へJR貨物が未使用の社宅を寄贈と発表JR貨物は新潟県小千谷市に所有する未使用の社宅1棟を改修し、小千谷市へ、新潟県中越地震の被災者用住宅として寄贈すると発表した。伊藤直彦社長が2004年11月17日の定例会見で述べた。
寄贈は2005年1月11日に行われた。[b]
寄贈される社宅は鉄筋鉄骨造り5階建て。3DK(59.7平方メートル)の部屋が40戸入っている。国鉄時代の1973年に建てられた。国鉄の分割民営化で1987年ころからは入居者がいなくなった([b])。今後も使用する見込みはないとのこと。
地震による損傷はない。
改修工事は大和ハウス工業が行う。費用は2社が負担する。風呂場や疊などの改修で、約3000万円かかった([b],3000万円がJR貨物負担分のみであるかは不明)。
伊藤社長は、「仮設住宅の戸数が足りないということを聞き」「寄贈することにした。」「早ければ12月上旬にも引き渡したい」と会見で話した。
1月にJR貨物から部屋の鍵を渡されて小千谷市の関広一市長は、「住宅の支援が何よりも心強い。市民の期待も大きく、寄贈の意思に添えるようにしたい」と感謝した。同市は、市営住宅として被災者へ貸し出す予定。[b]
