JR貨物、2004年10月輸送実績JR貨物は2004年11月17日、2004年10月分の輸送実績(速報値)を発表した。輸送量は、コンテナが前年比93.1%の195万6千トン、車扱いが87.8%の119万9千トン、合計は91.0%の315万5千トン。前月に続き前年実績を下回った。
コンテナの品目別では、自動車部品が115.8%、その他工業品が103.1%、積み合わせ貨物等が100.9%だった。しかしそれ以外の品目はすべて前年を下回った。農産品は、前年の政府備蓄米輸送の特需の反動で57.9%にとどまった。
車扱いも、全品目が前年のマイナスにとどまった。
年度累計は、コンテナが102.1%の1285万トン、車扱いが95.9%の781万9千トン、合計は99.7%の2066万9千トン。
10月は台風22号・23号と新潟県中越地震に襲われ、高速貨物列車534本と専用貨物列車74本が運休した。10月の減収額は、台風関係が約3億6千万円、地震関係が約3億1千万円。
地震で不通区間が生じているが、迂回列車とトラック代行輸送で通常の約8割の輸送力は確保している。同社によると、顧客も徐々に戻ってきているとのこと。
