新潟県中越地震で信越線・上越線が不通2004年10月23日17時56分ころ、新潟県中越地方を震源とする強い地震が発生した。震源の深さは13kmで、マグニチュードは6.8。新潟県の川口町で震度7、小千谷市・小国町で震度6強、長岡市などで震度6弱を観測した。
その後、2時間以内に震度6弱以上を観測する余震が3回発生、新潟県は大きな被害を受けた。
鉄道は、上越新幹線で走行中の列車が脱線、橋脚やトンネルなどにも大きな被害が発生した。
在来線でも多くの被害が発生。11月3日現在、旅客列車は、信越線の柏崎〜長岡間、上越線の六日町〜宮内間、只見線の小出〜只見間、飯山線の十日町〜越後川口間が運休している。
貨物列車も信越線の柏崎〜南長岡間と上越線の六日町〜宮内間が不通となっている。対策としてJR貨物では10月27日から以下を実施している。
またJR貨物は、被災した自治体への救援物資を無料で輸送する。同社または、同社と連絡運輸を行っている臨海鉄道の全国のコンテナ取扱駅から、南長岡駅または新潟貨物ターミナル駅・黒井駅までが鉄道輸送区間となる。集配のトラック輸送は通運が協力する。
小千谷市災害対策本部や長岡市対策本部、新潟県対策本部などが物資を受け取ることが確認できれば、同社は、発送者が誰でも輸送を引き受けるとしている。取扱期間は11月2日から当分の間。
上越線の不通となった区間は2004年12月27日、単線で運転を再開した。
