全国通運連盟の「お試しキャンペーン」の利用が増加2004年6月1日の交通新聞によると、2003年度下期に全国通運連盟がJR貨物と共同で行った「鉄道コンテナお試しキャンペーン」の利用が、2003年9月から2004年2月までの期間中に165個に達した。前年度の1.6倍にあたる。
利用件数89件のうち、東京(関東)が25件、大阪(関西)が17件、中部が12件だった。九州で10件、仙台(東北)が9件、北海道が7件、広島(中国)が6件。四国でもキャンペーンが始まって初めて、1件の利用があった。
10トンコンテナの利用も25件・44個に及んだ。
キャンペーン終了後の利用企業アンケートで、「鉄道コンテナは荷崩れが心配だったが、エアバッグやベルトできちっと固定すれば発生を防げ安心して利用できることが分かった」などの評価が寄せられており、本輸送に進んだ案件も少なくない。
連盟では、鉄道コンテナのメリットを紹介するパンフレットを前年の倍にあたる約2万部印刷した。全国の未利用荷主企業へ配布したほか、エコプロダクツ2003などの展示会、物流連主催のモーダルシフトフォーラムなど、イベント来場者へ配ってきた。連盟は、このような活動が利用の倍増に結びついたのではないかと話している。
このキャンペーンは2000年から行われている。初年度の利用件数は40件だった。
