日本通運が2003年度の鉄道コンテナなどの取り扱い実績をまとめる日本通運は2003年度の鉄道コンテナ・内航海上コンテナ・ペリカン便・引越しの主要4商品の取り扱い実績をまとめ、2004年4月23日付で公表した([b])。
鉄道コンテナは前年度のプラス5.3%の2,058,687個(12フィート換算)。下期は、政府米の緊急輸送を担当したためプラス6.9%だった。
エコライナー31を増備し運用区間を広げるとともに、鉄鋼製品用無蓋コンテナ・自動車部品用12フィート背高コンテナなど荷物に合わせた特別コンテナを製作し、増送に導いた。また「日通レールシフトキャンペーン」を行い新規貨物を誘致したほか、全国通運連盟が運賃を負担しコンテナ輸送を試してもらう「鉄道コンテナお試しキャンペーン」もPR。
2004年度は、政府米の特需はなくなるもののモーダルシフトが加速すると予測し、プラス5.4%の217万個を取り扱い目標とした。
内航海上コンテナも前年度のプラス2.2%を記録した。
ペリカン便はマイナス4%だった。取扱量より利益を優先する方針に転換したため、収入の低下率はそれほど大きくない。
引越しはマイナス3%だった。企業が移動を伴う引越しを減らしたことが原因と分析している。
