日本銀行が現金輸送用貨車の寄贈を発表日本銀行は2004年4月20日、現金輸送用貨車「マニ車」6両のうち1両を、7月に小樽市の小樽交通記念館へ寄贈すると発表した。
公開は7月9日から(予定では7月10日からだった[b])。
この貨車は1979年製造で、長さ21メートル、重さ31トン。車内には、現金保管倉庫や、警備職員用のイス・ベッドなどが備えられた居住スペースがある。
マニ車による現金輸送は1949年から行われてきたが、航空機やトラックに比べ効率が悪いため、2003年度で鉄道による現金輸送は終了した。
「小樽には金融資料館もある。交通記念館と両方訪ねてもらい、日銀の業務に関心を持ってほしい」(日銀情報サービス局)とし、今回、マニ車の寄贈・公開が実現することとなった。
なお日銀はほかにも、東京・日本橋の旧館ライトアップや地下大金庫の一般公開の計画があることも同日、ウェッブサイト上などで公表している。
