JR貨物が労使共同で政策発表会を開催JR貨物とJR貨物労組は2003年11月4日、東京都内で第15回政策発表会を共同で開催した。グループ内からの参加もあわせ10件の発表が行われ、最優秀賞に日本フレートライナー(FL)の「リフト作業による事故防止」が選ばれた。
この発表は、貨物駅でのコンテナ荷役による荷傷みなどの解消方法を研究したもの。フォークリフトの爪をコンテナの奥まで差し込むなど作業の再確認を行いつつ、冷静に判断することなども強調した。
社長賞は九州支社の「鹿児島基地発足に向けて」が選ばれた。
発表会では、技術力の向上・安全確保・検修作業の効率化・技術継承をテーマにした研究が発表された。
挨拶で緒方博恭・JR貨物労組委員長は、「環境問題で鉄道貨物には追い風が吹いているといわれるが、こうしたチャンスを生かし何としても不況を克服したい」と述べた。
また伊藤直彦・JR貨物社長は、「環境問題の追い風だけに頼ることなく、『鉄道輸送は使って安心』と指名を受けられるようにしたい。クリーンな地球の維持に向け力を合わせて頑張っていこう」と挨拶した。
