通運事業近代化基金融資制度が拡充と報じれる全国通運連盟は2003年度から「通運事業近代化基金」の融資額の上限を従来の2倍に引き上げた。またトラックに対する融資の償還期間を4年から5年以内に延長、環境規制適合車への買い替えのための貸付上限額を5千万円から1億円に拡充、利子補給率(一般の利子に相当する)を従来の年1%から0.8%へ引き下げる(環境対応トラックの場合は1.5%から1.2%へ)。
2003年度はすでに1次・2次分の申し込みが締め切られている。
環境対応トラックの融資申込みは1次分だけで前年のほぼ1.5倍。2003年10月から東京都など1都3県でディーゼル車への規制が強化され、新型トラックへの買換え需要が増大していることを反映した。
連盟の交付金部は引き続き3次分の融資も実施する予定。また制度のPRにも力を入れていく。
同基金の融資へは、2002年度は29社から9億円強が申し込まれた。
