鉄道輸送懇談会が岐阜で開催と報じられる

鉄道貨物協会主催の鉄道輸送懇談会が初めて岐阜市内で開かれた。矢崎工業など荷主5社の物流担当者が出席。岐阜地区の通運事業者のほか、JR貨物から本社営業部・杉野彰部長、東海支社・村山洋一支社長、鉄道貨物協会から岡田昌久理事長らが出席した。

荷主側からは次のような意見が出された。

• 安定輸送の確保とともに、特に年末の繁忙期は貨車が不足しがちなので余裕を持たせてほしい
• トラックの利便性に勝つには、やはり発送した翌日の午前中に目的地に着くような列車がほしい
• 大型の海上コンテナが取り扱える駅を増やしてほしい
• 鉄道だと輸送中にすり傷が付くことがある
• 駅への留置料を含めたトータルでは鉄道のほうが安価なケースもあるが、実輸送だけではやはりトラックのほうが割安
• 鉄道のシェアを増やしたいと思うが、オンレール輸送の本当の魅力は何なのかをJR貨物自らが示してほしい

これらに対し杉野部長と村山支社長は、「一段の安全輸送や品質向上に努めていくので、今後も利用をお願いしたい」などと答え、理解を求めた。

参考文献

• [a] 交通新聞,2003年11月21日