JR貨物・伊藤社長が日本ロジスティクスシステム協会の物流功労賞を受賞JR貨物の伊藤直彦社長が日本ロジスティクスシステム協会の2003年度物流功労賞(企業実務賞)を受賞した。2003年10月7・8日に東京都内で開かれた同協会のロジスティクス全国会議2003の冒頭で表彰された。
JR貨物の経営を立て直し、2002年度は9年ぶりに経常黒字を達成、輸送の安定とサービスの強化に努め、モーダルシフトの受け皿としての鉄道貨物の機能強化を陣頭指揮してきた点が高く評価された。
伊藤社長は受賞について「JR貨物はいまだ国鉄改革の目標といえる完全民営化に向けた道半ばになり、こうした賞をいただく資格はないというのが本心だが、全社員が一丸になった頑張りを認められたと受け止め、未来に向けて挑戦する起爆剤になればと考えて、ありがたく受けることにした。JR貨物の社会的な認知度はまだまだ十分といえないが、今回の受賞が貨物鉄道事業のメリットを1人でも多くの方に知っていただくきっかけになれば....」と話した。
