鉄道によるLNG輸送が北海道で始まるJR貨物北海道支社は2003年8月6日、苫小牧貨物駅〜北旭川貨物駅間で液化天然ガス(LNG)の鉄道輸送を2003年10月から始めると発表した。道内では初。
石油資源開発が苫小牧勇払地区で生産したLNGを旭川ガスへ輸送する。本年度は4700トンを予定しており、一日あたり10トンコンテナ4個を発送する。2004年度以降は年間2万トンの輸送を計画している。
この輸送に備え、苫小牧貨物駅の第2コンテナホームを約900平方メートル拡張し(工費は2300万円)、北旭川駅にはトップリフターを導入し大型コンテナの取扱に備える。大型コンテナに対応した低床貨車(コキ100系(ママ))を導入する。
また苫小牧〜釧路間でも12月からLNGの試験輸送を計画している。
LNGの鉄道輸送は、2000年3月に始まった新潟〜金沢間が全国で初のケース。今回は2例目。
11月15日には、旭川向け輸送の出発式が苫小牧貨物駅で開かれている。
