2003年9月・JR貨物輸送概況JR貨物は2003年10月16日、9月分の輸送実績の速報値をまとめた。コンテナは対前年同月比7.5%プラスの190万5千トン、車扱いはマイナス3.1%の116万7千トン。全体ではプラス3.2%だった。
コンテナは、政府備蓄米の輸送が増加し、農産品はプラス56.9%と大幅に伸びた。政府備蓄米の輸送量はおよそ5万トン。また酒・ビールがプラス15.4%(九州地区からの製品出荷が鉄道へシフト)、その他工業品がプラス12.7%、宅配便などの特積み貨物がプラス12.1%だった。コンテナ輸送量は11ヶ月連続のプラス。
車扱いは、残暑で自動車のクーラーの使用が増えたため石油が1.4%増加した。しかし石灰石は、名古屋地区の製鉄所の事故で需要が減ったためマイナス50.8%だった。
10月には平成15年十勝沖地震があったが列車の運休は4本だけだった。
車扱いに、前年の中部国際空港の土砂輸送は考慮されていない。
