JR貨物が山陽線モーダルシフト推進部を設置JR貨物は2003年9月12日に機構改革を行い、本社総合企画本部に「山陽線モーダルシフト推進部」を新設する。同推進部は、複数社にまたがる工事の協議を担当し、着工後は工程管理も行う。部長は、三枝長生・執行役員=保全部長が兼任する。
この事業は、吹田信号所〜北九州貨物ターミナル駅間の574kmを、1300トン・26両編成のコンテナ列車に対応させる。変電所6箇所を新設または増強する。吹田信号場・西条駅・幡生駅の待避線を延長する。
完成後は輸送力が年間約25万トンアップし、トラックからのモーダルシフトで二酸化炭素の排出量は年間約3000トン、窒素酸化物は約50トン、削減できる見込み。
総事業費は約44億円。その3割に国の補助金が充てられる。事業主体は、補助金の関係でJR貨物グループの第三セクター鉄道・水島臨海鉄道。完成は2006年度末の予定。
