2003年6月のJR貨物の輸送概況JR貨物は2003年7月16日、6月の輸送実績(速報値)をまとめた。
コンテナは対前年同月比プラス1.4%の167万1千トン、車扱いはマイナス1.8%の110万9千トンだった。コンテナは8ヶ月連続前年同月を上回った。
コンテナは、酒・ビールがメーカーの輸送ルート変更でマイナス17.3%だった。農産品や化学薬品もマイナス。しかし廃棄物などエコ貨物がプラス24.3%、中国への輸出が増えた紙・パルプがプラス8.3%、宅配貨物など特積み貨物がプラス7.7%だった。
車扱いは、北関東地区で需要が増えた石油がプラス6.5%だった。
また第1四半期の輸送実績は、コンテナが対前年同期比プラス2.8%、車扱いがマイナス3.2%、全体はプラス0.4%だった。
なお車扱いの対前年比(月・四半期とも)の数字は、特需だった前年の中部国際空港建設土砂輸送を除いたもの。
