日本通運の2002年度取扱実績日本通運が2002年度の主要4品目(鉄道コンテナ・ペリカン便・引越し・内航海上コンテナ)の取扱実績をまとめ、2003年4月22日付けで公表した。
鉄道コンテナ部門の取扱量は、2001年度に比べマイナス1.4%、5トンコンテナ換算で約195万6千個。前年度は198万4千個だった。上半期は前年度比マイナス3.5%だったが、下半期はプラス0.6%だった。
エコライナー31の大型コンテナを増備、運用区間を拡大した。また日通オリジナルの2トンコンテナ専用の情報システム"NIT-COM"の運用を2002年4月から始めた。「日通レールシフトキャンペーン」で全社規模で新規貨物を誘致。全国通運連盟が運賃を負担する「鉄道コンテナお試しキャンペーン」のPRにも努めた。
2003年度は、鉄鋼製品用コンテナや自動車部品用の12フィート背高コンテナなど、荷主のニーズに合わせたコンテナを増やすとともに、エコライナー31などの大型コンテナの運用区間を広げ、200万個の取扱を目指す。
ペリカン便は、取扱量こそ前年度マイナス8.1%の3億9700万個だったが、1個あたりの取扱単価は前年度の509円から516円に上昇、収入はマイナス6.8%の約2050億円だった。
引越しはマイナス4.9%の約58万4千件、海コンは5トンコンテナ換算でプラス10%の約36万4千個だった。
