スピードリミッター導入に反対強し共同通信は2003年4月28日、大型トラックへのスピードリミッター導入の動きに強い反対があると報じた。
「築地での競りに間に合わなくなり、魚の地域間競争に負けてしまう」など、東北や九州などの鮮魚卸業者が懸念している。
また2003年3月上旬に自民党の国会議員が開いたトラック物流と経済を考える懇談会では、地域経済への影響が大きすぎる、装着義務のない4トン車のスピード違反や違法改造が増える、など実施の先送りを求める意見も出された。
また全日本トラック協会は、高速バスの制限速度が時速100kmであり、大型トラックの90は実態にあっていないとし、大型トラックについても制限速度の時速100kmへの引き上げを求めている。
これに対し国土交通省や警察庁は、「リミッターを付けると競りに間に合わないというのは恒常的にスピード違反をしている何よりの証拠」であるとし、予定を変更するつもりはない。
また、同省は、トラック業界と相談しながら議論を進めてきており同意は得ている、としている。
おにぎりを食べながら運転しただけで怒られた人もいれば、スピード違反をしなければならない人もいて、 世の中、奇々怪々。
ついでに言うと、法律作って、不正行為の責任を誰も問われないようにしてしまった人たちなんかもいたりします(情状酌量の余地や あり?)。なお全日本トラック協会のウェッブサイト(http://www.jta.or.jp/)には、この件に関するアピールは見当たりませんでした(2003年5月23日現在)。
(鈴木)
