「鉄道コンテナお試しキャンペーン」の利用実績がまとまる「鉄道コンテナお試しキャンペーン」の2003年1月末現在の利用実績がまとまり、前年度の利用実績に並んだことが分かった。
このキャンペーンは2002年9月から始まった。「鉄道貨物利用促進200Xキャンペーン」の一環として企画されたもので、鉄道コンテナをこれまで使ったことがない企業が対象。運賃の基本部分を全国通運連盟が負担して鉄道コンテナを試用してもらい、その良さをアピールすることが目的。
半年間の利用件数(荷主企業数)は45件。輸送したコンテナは合わせて80個。前年度の実績を上回った。
地区別では、東京が16件、広島が7件、九州が6件。10トンコンテナも6件輸送した。
キャンペーンは2003年2月末日までで、引き続きPRに努める方針。
2002年度はパンフレット1万部を作成し、全国の未利用荷主企業に配布したり、国際物流総合展などの見本市で配布し、積極的にPRしたことが利用の増加につながったと交通新聞はしている。
通運連盟がキャンペーン終了の4月に実施しているアンケートでは、心配していた荷崩れもエアバッグやベルトで防げたと鉄道コンテナが高く評価されるケースが多く、その後の本輸送につながった場合も少なくない。
お試しキャンペーンの実績は、初回の2000年度が40件(18件38個[b])、2001年度が80件だった。その後も、2003年度が89件165個、2004年度が98件178個と、順調に利用が増えており、6割以上が鉄道コンテナの利用を継続している([b])。
