JR貨物労組などが政策発表会を開催JR貨物労組とJR貨物労連は2002年11月5日、東京都港区の芝弥生会館で第14回・政策発表会を開催した。JR貨物社員のほかグループの京葉臨海鉄道と日本フレートライナーからも代表が参加し、計8件が発表された。
そして岡山支部青年部の「安全への提言」が最優秀賞に選ばれた。貨物駅の現場作業の安全性を検討し、"線路に近い通路の見直し"や"ダイヤが乱れた際にも十分に休養できる勤務体制を組む"などを提案した。
社長賞は、関東地方本部新鶴見機関区川崎派出分会の「基地機能の検証」が選ばれた。初参加の京葉臨海鉄道労組はマスコミ賞を受賞した。
また冒頭の挨拶でJR労組委員長の緒方博恭委員長(労連委員長を兼任)は、是々非々で「会社側の業研に倣った形式の発表会を重ねてきた。」、「知恵を集めてデフレスパイラルから脱却できるよう務めていきたい。」、現状を見据えながらニューチャレンジ21計画の「実施状況を検証していく。」、などと述べた。
会社側を代表し出席した伊藤直彦社長は、鉄道だけでなく「現在の物流業界は軒並み苦戦を強いられているが、労使力を合わせて困難を克服する象徴的機会と位置付けられるのが本日の発表会だ。」、「仮に大きなトラブルを起こせば即減収につながるという警鐘の意味合いを込め、営業面での利用促進に増して安全確保に力を入れてほしい。」と話した。
