2002年9月のJR貨物・輸送実績JR貨物は2002年10月9日、9月分の輸送実績(速報値)をまとめた。コンテナが前年と同じ177万2千トン、車扱いが前年比マイナス1.6%の136万6千トンだった。前年9月は台風の直撃を受け輸送量が少なかったため、これを補正すると、マイナス2.6%ほどの減送。
コンテナが前年度を下回らなかったのは2002年1月以来 8ヶ月ぶり。
コンテナの品目別では、廃棄物などのエコ関連貨物が15.6%のプラス。北海道産のジャガイモや玉ねぎの出荷が始まり生野菜青果物も3%のプラス。
車扱いは、石油が1.1%のプラス。プラスになったのは2001年7月以来。
上半期のトータルは、コンテナが前年度比マイナス2.4%、車扱いがマイナス5.9%、全体では3.9%の減送。コンテナは、エコ関連貨物以外はすべての品目が前年度を下回った。
伊藤直彦社長は9日の記者会見で「下半期は全社一丸となって気を引き締め、増送に務めたい」と話した。
