冤罪の国労組合員、JRへの「復職」は認められず旧・国鉄時代の1986年11月、人材活用センター(横浜市西区)で助役に暴行したとし神奈川県警に傷害容疑などで逮捕され懲戒免職となった国労組合員の5名が、JR貨物やJR東日本に社員としての地位確認を求めた訴訟の判決が、2002年8月29日に横浜地方裁判所で言い渡された。
定年の一人をのぞく4人に、鉄道建設公団社員としての地位を認め、同公団に、免職以降の給与の支払いなどを命じた。しかし原告は控訴する方針。
懲戒免職の元となった助役への暴行事件については1993年に無罪が確定し、1995年に懲戒免職処分無効の仮処分判決が確定している。
また旧・国鉄は国鉄清算事業団に承継された。同事業団は1998年10月に解散し、残務は鉄道建設公団が引き継いでいる。
判決で福岡右武裁判長は、「JRの設立委員から採用通知を受けていない原告は、JRとの雇用関係が生まれることはない」と判断した。しかし判決後の会見で原告の一人は、「私の戻る職場はJR」などと述べ、裁判を継続する意向を示している。
私なんぞは、権力の悪をよく認めた、裁判長、あんたは偉い、などと思うわけですが、原告の みなさんはがんばりますね。どうあがいても、これ以上の裁判は負けるだけ、 エネルギーの浪費に思うのですが、...。なんと言っても、そのように法律が作られていますから、裁判官がどんなに同情していても、勝てないと思います。国鉄改革法、よくできていますから。
冤罪をでっち上げられ、職場から引き剥がされた原告のみなさんは悔しいでしょう。このような筋書きを書いた当局の皆様方の股間を蹴りあげてやりたい、と私でも思ったりしますが、「被害者役」をやった助役さんは、今もお元気なのでしょうか? 原告の皆さんに事情を話してあげてはどうですか、共に、権力との闘いを始められてはいかがですか、と思ったり。
こういうことを書くと、公安にマークされちゃうかな、と思いつつ、...。公安さんも、そんなに暇ではないですよね? テロ組織壊滅のため、がんばっていてくださいね。で、なぜこんなことをここに書いておくかというと、現・JRの光、と言っても、貨物は赤字が続いていますし、国鉄の長期債務はまだまだ山のように残っていますが、の裏にこういう陰がある、ということを記録しておくのも意味があるかな、と思うからなわけです。
それにしても、自殺者も多数出たあの「改革」は何だったのでしょうか?
諸行無常、といった言葉が思い浮かびます。運賃の値上げは(今のところ)なく、電車や駅は(今のところ)きれいになり、 本数も(今のところ)増えました。一部 JR西日本エリアで減便あり、ですが。鉄道ファンとしては嬉しい。
でも、これって、JRでなければダメだったの?
労働組合がかたくなだったから仕方がない面はあります。しかし、改革のやり方はひど過ぎです。「改革者」の皆さん、恥ずかしくないですか? 忸怩たる思い、ないですか?楽隠居している人、楽隠居できそうな人、当時の責任者は、早く謝りましょう!!!
中曽根さん、ボケる前に、謝りませんか?
お墓に入るときは、身奇麗に、ね。
謝るわけ、ないか。(鈴木)
