JR貨物・2002年6月の輸送概況JR貨物は2002年6月の輸送実績を、7月10日にまとめた(速報値)。
コンテナは164万9千トン、車扱いは125万8千トンで、前年同月に比べそれぞれ4.9%と11.0%のマイナス。合計はマイナス7.6%となる。
コンテナはすべての品目で前年を下回った。特に、政府米が主の農産品は21.3%のマイナス。車扱いも石灰石のプラス3.3%以外は、前年を下回った。石灰石のプラスは、前年に製鉄所が操業を停止していたため。
伊藤直彦社長は10日の会見で、「6月はサッカーワールドカップをテレビ観戦していた方が多かったようで、百貨店やスーパーの売り上げも不振だった。当社の輸送量も、そうした全般的な消費不況の影響を受けたのでは、...」と述べたとのこと。
なお期間中 大きな輸送障害はなかったが、日曜日が前年より1日多かった。これを補正すると、合計はマイナス4.8%になるとのことだ。
