JR貨物労組が第18回定期大会を開催JR貨物労組は2002年6月23・24日、群馬県水上町で、第18回の定期大会を開催した。各地区の代議員約60名と役員・傍聴者らが出席した。
緒方博恭・委員長は挨拶で、「JR本州3社は法律上で完全民営化を果たした。JR貨物労組としても心から祝福したい。」、「"リストラ案を盛り込んだ新計画はわれわれにとって厳しい内容だが、それだけに失敗は絶対に許されない。」と述べた。またJR貨物は「営業体制を強化するとともにやる気のある社員を積極的に登用する」必要があるとし、「会社の経営基盤強化とともに当労組も組織拡大に力を入れ、21世紀に揺るぎないJR貨物労組を築き上げたい」と話した。
また来賓として出席したJR貨物の伊藤直彦社長は、2001年度の経常黒字は「社員一人ひとりのひたむきな努力があったからで、あらためて謝意を表したい。」、「企業姿勢を"待ちから攻め"に方向転換し、認知度を上げていく。トラックとの競争でも、貨物鉄道事業が勝てる分野は積極的に勝ちに行く。」と述べた。
