JR総連がアフガン難民を支援、JRコンテナで支援物資を輸送JR総連は、アフガニスタンへ衣料品を贈って難民の支援を行っている東京都豊島区南大塚の「マスジド大塚」の依頼を受け、衣料品の輸送に協力した。
JR総連はインターネットなどで協力を要請し、11日間でダンボール箱2万4千個分の衣料品が集まった。東京貨物ターミナル駅に窓口を設け、これらを12フィートコンテナで受け入れた。そして海上コンテナの荷捌場で40フィートの海上コンテナへ積み替えた。この作業には、JR貨物のほかJR東日本・東海の組合員ら計30名がボランティアであたった。
海上コンテナの一部は12月中旬から、大井埠頭を発ち、パキスタンのカラチ港を経て陸路 アフガニスタンへ輸送されている。現地の国連難民高等弁務官事務所が各地の難民に配布する。
JR総連はアフガニスタン難民の支援活動に力を入れており、パキスタンで医療活動を行っている日本国際親善厚生財団に寄付を申し出たほか、組合員の代表が現地を訪問し2週間、子供の身長・体重測定や粉ミルク・クッキー配布のボランティア活動を行った。
また11月にはチャリティーコンサートを東京で開き、1700万円の寄付が集まった。2月にもチャリティーコンサートを開く予定。
アフガニスタンは内政が混乱し多数の難民が発生していた。また前年9月のアメリカ合州国へのテロ後、テロ組織が潜んでいるとしてアメリカの空爆の対象になり、一般市民にも多数の死傷者が出ている。
