JR貨物が労使共同でコンテナクリーン作戦を実施JR貨物とJR貨物労組は2002年2月16日、共同で「コンテナクリーン作戦」を行った。
東京貨物ターミナル駅では伊藤直彦社長と緒方博恭・JR貨物労組委員長がともにコンテナ内部を清掃した。
その他の幹部社員らも休日を返上して同駅に集まり、駅職員とともに20個以上のコンテナ内部を清掃した。
コンテナはJR貨物から通運が借り受け、使用後はきれいにして返すことになっているが、使用中の汚れがそのままになるケースもあり、荷主からの苦情が少なくなかった。
そこでこれまでも、一部の現場では「コンテナクリーンデー」と称して、通運の協力も得てコンテナを大掃除していた。またJR貨物労組は2001年9月から全国規模で「コンテナクリーン作戦」を行ってきた。
また会社も、送り状を収納するポケットをコンテナ内部に取り付け、コンテナ内部に貼ったガムテープの汚れを防ぐ措置を始めている。
伊藤社長は、「こうした問題は一朝一夕に解決できるものでなく、今後も地道に自助努力するとともに、通運や荷主の皆さんにも粘り強く協力を呼び掛けていきたい」と話した。
