新宿で鉄道コンテナのチャリティーイベントを開催JR貨物と全国通運連盟は2002年1月20日、新宿駅東口前の新宿ステーションスクエアで「愛着の心・鉄道コンテナ〜チャリティーイベント」を開催した。時間は12時30分から16時まで([a])。
有名人が提供した記念品などをオークションで販売した。服飾評論家の市田ひろみ氏の訪問着が2万円、タレントの深田恭子さんの写真・CD・時計の三点セットが1万5千円、ジャイアンツの江藤智選手のバットが1万円などで落札された。[b]
また新橋駅近くに鉄道趣味店をもつ運輸情報センターは東北新幹線の上野開業時の旗など鉄道グッズを販売し、こちらも人気だった。[b]
オークションで他に販売されたのは、女優の東ちづるが愛用しているバックなど。巨人の高橋尚成・後藤孝志選手、タレントの稲川淳二・さとう玉緒、歌手の藤井フミヤ・山本リンダ、俳優の高橋英樹・渡辺えり子も物品を提供した。[a]
また鉄道コンテナで運んだ愛媛産のイヨカンや省エネグッズも販売する。[a]
イベントには女子マラソン・金メダリストの高橋尚子選手を育てた、積水化学工業女子陸上競技部の小出義雄監督がゲスト出演し、「僕も学生時代にはコンテナに貨物を積み卸すアルバイトをしたもの。米国では100両近く連なったコンテナ貨車を見ましたが、日本でももっと鉄道輸送が見直されるといいですね。」とあいさつし、サイン入りTシャツやアメリカ合宿で使ったランニングシューズをオークションに提供した。
当日の売り上げは合計316,870円。
全国通運連盟の田口弘明理事長から小出監督を経てモルジブの塚本勲名誉総領事へ目録が手渡され、売り上げがモルジブへ寄付された(当初はモルジブのマウムーン=アブドゥル=ガユーム環境大臣が出席し目録を受け取り、温暖化による海面上昇の窮状を訴える予定だった[a])[b]。
モルジブは海面が2メートル以上 上昇するとほとんどの島が海中に没する、インド洋に浮かぶ小国。
