JR貨物が情報システムの改良決定JR貨物は情報システムの高度化のため、新システムの開発を2002年1月に決定した。
"IT-FRENS"は、従来からある、大型コンピュータを利用したコンテナ輸送情報システム FRENSのインターネット対応版。FRENSに直結し、インターネット経由の情報提供・データ接続を行う。
"TRACE"(Truck and RAil-way Combinative Efficient-system)は、フォークリフト荷役を情報化する。GPSでフォークリフトの位置を検知し、コンテナやコンテナ貨車のIDタグをフォークリフトの装置で読み取る。そして作業内容を電子化し、コンテナの移動先位置情報などを駅事務所の情報管理サーバへ無線で伝送する。荷役作業の指示や作業報告が駅とフォークリフトのシステム間で自動的に伝送できる。フォークリフトにモニタ画面を設置し、運転手に情報提供する。
すでにコンテナやコンテナ貨車・集配トラックにIDタグが設置されており、貨車への積込検査に使われている。
現在、システムの基本設計と技術的な確認試験を行っており、2004年1月に本格稼働を始める予定。
