日本通運が環境報告書を発行日本通運が『環境報告書 2001』を発行したと、2002年1月23日の交通新聞が報じた。
報告書によると、メタノール車や天然ガス車など低公害車の導入やアイドリングストップ(「エコドライブ」)などで、二酸化炭素の排出量が1990年度比で75%、窒素酸化物は1990年度の66%にまで削減された。
またモーダルシフトを進めるため、鉄道輸送に2トンコンテナやスワップボディ輸送システム・エコライナー31を導入し、海運には主要航路に新鋭コンテナ船を就航させた。
トラック輸送では、幹線輸送の共同運行や都市内の共同集配で運行量を削減した。
また、報告書は「環境会計」として、環境負荷削減につながる各分野での投資額を掲載している。
クリーンエネルギー車の購入に約82億円(前年度にくらべ15億円の増)、鉄道へのモーダルシフトに約6億円、内航海運へのモーダルシフトに約3億円、リユース可能な引っ越し用資材に約10億円、植栽活動に約2億円など。
環境報告書は前年度に続いて2回目で、今後も毎年発行して行く予定。
