トラック運送事業の規制について検討していた国土交通省の懇談会は2001年12月13日、トラック事業の営業区域規制を廃止すべきなどの報告をまとめた。料金・運賃の事前届出制をやめ事後チェック制にすることも含まれている。
さらに報告は、運転手の社会保険への加入状況や運行管理・環境対策を行政がチェックできるようにし、悪質な事業者の許可取り消しなど、行政処分基準や罰則の強化を提起している。またトラック事業者が、他の事業者に実際の輸送を委託する場合、過積載などの違法行為を指示できないようにし、違反者には厳しい行政処分を課すべきと述べている。