秋田で「鉄道輸送懇談会」が開催される鉄道貨物協会秋田支部主催の「鉄道輸送懇談会」が2001年10月5日、秋田市内のホテル・メトロポリタン秋田で開催された。
この中で秋田県経済農業協同組合連合会の米穀部次長は、自主流通米の価格低下が続いており輸送コスト負担は農家に重く、運賃値下をお願いしたい、また東海地区はトラックより1日遅いので改善をお願いしたい、と話した。
小坂製練の代表は、銅製練のための硫酸をタンク貨車で年間 2万トン輸送している、貨車の老朽化が進んでおり2002年度は10両を新製する計画、JR貨物はコンテナへの転換を打診して来ているが受け入れ設備の改修が必要で、コストアップになり難しいと説明した。
工業原料のケイ藻土を全国へ出荷している中央シリカ秋田工場の工場長は、タンクコンテナへ切り替えたいがコスト面から難しい、と述べた。
アイビー・デリバリーの会長は、異常時の連絡をスピーディーに行えばサービスアップになると話した。
また多くの通運事業者がダイヤ改善を求めた。
出席した鉄道貨物協会理事長の岡田昌久氏は、「JR貨物と荷主企業、通運事業者の3者が共存共栄できるよう、協会としてもPRに一層力を注ぎたい」と述べた。
