2001年9月のJR貨物 輸送概況JR貨物の2001年9月の輸送実績(速報値)がまとまった。コンテナは対前年プラス1.5%の177万3千トン、車扱いが対前年マイナス6.4%の138万6千トンで、合計はマイナス2.1%だった。台風15号のためにコンテナ列車108本と車扱い列車39本が運休したが、この運休がなければコンテナはプラス3.1%まで伸びたとJR貨物は話している。なお交通新聞は記事の中で、前年度は東海地区の豪雨もあり、「減送基調にあることは変わらない。」としている。
コンテナは、繊維工業品(紙製品)がマイナス3.2%、農産品(政府米)がマイナス10.1%だったが、生野菜青果物はプラス10.9%と前年を上回った。車扱いは石油類が前年を10%下回った。
また2001年度上半期の輸送量は、コンテナが前年のプラス4.4%、車扱いがプラス1.9%\だった。合計はプラス3.3%となるが、計画と比較するとマイナス4.2%で、収入は計画を28億円 下回る。このうちの7億円は8月・9月の台風の影響とJR貨物は見ており、中間決算では災害対応費として相殺する方針。
伊藤直彦社長は、「減収分についえは今後経費の切り詰めという形で収支バランスを\確保したい」と話している。
