東京液体化成品センター名古屋営業所の改良が完成東京液体化成品センター名古屋営業所の改良工事が2001年9月に完成した。
所内に乗り入れていた西名古屋港線が旅客線化され線路の乗り入れが廃止されるため、ISOタンクコンテナに対応した。
従来は、工場から西名古屋港駅まで専用の貨車で輸送し、駅構内の営業所のタンクへ移していた。これらの貨車は最高速度が時速75kmと遅く、また輸送単位が30トン以上と波動に対応しにくかった。
改良後は貨物をISOタンクコンテナで受け入れる。最寄の名古屋貨物ターミナル駅までコンテナを貨車で輸送し、駅からはトラックで営業所へ持ちこむ。コンテナ貨車の最高速度は時速110kmで、タンクコンテナの輸送単位は20トンとなり、柔軟な輸送が可能となる。
すでにコンテナ化されている川崎営業所は、北陸から首都圏への輸送が、1サイクル9日から3日へと、大幅に改善されている。
営業所の裏は名古屋港の埠頭があり、発地から船で輸送することも可能となった。
営業所からは名古屋臨海通運のトラックが需要家へ小量を個別に配送する。
なお当初は、2001年4月に完成の予定だった。
