2001年7月のJR貨物・輸送概況JR貨物の2001年7月分の輸送実績は、コンテナが対前年同月プラス2.6%の175万5千トン、車扱がプラス10.4%の145万7千トンだった。
コンテナは、酒・ビールがプラス7.5%、清涼飲料水など食料工業品がプラス4.8%、特積み貨物(宅配便)がプラス8.5%と、前年を上回った。しかし紙・パルプメーカが約2割減産した繊維工業品はマイナス3.3%だった。
車扱は、カーエアコンの稼動が増えガソリン消費が増えたため石油が2.8%の伸びを示した。また中部国際空港の土砂輸送のためその他貨物は前年の2.2倍となり、この貨車返送のため車両もプラス15%となった。
なおマスコミは、国土交通省が物流・輸送業界から聞き取り調査をした結果として、猛暑で2001年7月は荷動きが活発だったと報じている。鉄道貨物は飲料・ビールが好調だった他、航空は北海道から関東への野菜輸送が2割強増えたとしている。関東で野菜の生育が悪かったため。内航海運は火力発電所の燃料輸送、トラックは飲料・酒類や家電製品(エアコン・扇風機など)が増加したとのこと。[b][c]。
