札幌貨物ターミナル駅構内に配送センターが完成JR貨物北海道支社は、札幌貨物ターミナル駅構内に配送センターを完成させ、2001年5月30日に開業式を行い、関係者約50人が出席した。
敷地は3000平方メートルで、鉄骨造り一部2階建て。延べ床面積は1000平方メートル。総工費は1億4千万円。地元運送会社のサーモラインが使用し、本州向けの農産物・花卉類を着荷主向けにクールコンテナなどで混載輸送する。
サーモラインは札幌郊外に配送センターを持っていたが、2バースのみで手狭だった。完成した配送センターは、面積が従来の4倍で、11バースを持つ。駅構内にあるので列車の積み込みに時間的余裕も増す。このため、2000年度の鉄道輸送量2200トンを2001年度は9200トンまで増やす予定。
開業式の挨拶で堀川健夫・JR貨物北海道支社長は、配送センターの完成で特産品の輸送を拡大でき、「東京や大阪からの往路も使わないとコストがとれない。ぜひ利用をお願いしたい。」と話した。
