関東から北海道まで変圧器の特大貨物輸送神奈川県の東芝浜川崎工場から札幌市内で建設中の変電所まで変圧器が貨車で輸送された。
同工場で2001年5月7日に、総重量145トンの変電所用変圧器が貨車に積み込まれた。この貨車は東芝の私有貨車、シキ810B2形(最大荷重160トン)大物車。2両の貨車で変圧器を両側からはさみ込み、輸送する。
そして5月9日にJR貨物の川崎貨物駅を出発し、青函トンネルを通過、5月15日に札幌貨物ターミナル駅に到着した。
今回輸送した変圧器は三相電力用。通常は各相別に3ユニットに分割して輸送するが、今回は支障がなかったため分割せずにまとめて輸送した。
従来は船やトラックで変圧器を輸送していたが、神奈川臨海鉄道が2000年から鉄道へ誘致した。
本州〜北海道間の大物車輸送は1997年の日立から滝川(函館本線)間 以来、4年ぶり。
