新南陽駅にトップリフターを導入

JR貨物は新南陽駅にトップリフターを導入し、2001年3月16日にデモンストレーションを行った。
そして3月26日から、東京貨物ターミナル駅との間で20フィート・24トンのISOタンクコンテナの取扱を開始した。4月からは名古屋貨物ターミナル駅との間の輸送も始まる。

架線下荷役用に改良

架線下荷役ホームでトップリフターを使用するため以下の改良を行い、9月11日に試験を行った。[b]

• コンテナを上からつかむスプレッダーを薄型に交換
• マストを高さが短いものに交換
• ストッパー(揚高停止装置)をつけ、スプレッダーが架線に接触しないように改良
• マストを傾斜させるティルトシリンダを改良
• テレビカメラをアームに取り付け、運転台のモニターで運転手が前方を確認可能に改良

架線下荷役ホームでは、トップリフターやコンテナが架線のすぐ下で移動するため事故の危険性が高く、そのままでは使用できなかった。[b]
現在 同駅の架線下荷役ホームでは、倉賀野ゆき・姫路貨物ゆき・金沢ゆきの3列車が荷役を行っている。安全性を高めたトップリフターの使用で、これらの列車にもISOコンテナを積載することが可能となる。[b]

参考文献

• [a] 「新南陽駅にトップリフターを導入 20F大型コンテナの輸送が可能に」『JRかもつ』,51-4(p7-9)
• [b] JR貨物ニュース,2001年10月1日