JR貨物労組の第13回定期中央委員会JR貨物労組は2001年2月8日、第13回定期中央委員会を開催し、地方本部代表と中央委員など約30人が出席した。2001年の春闘で、定期昇給と純ベースアップを1%との要求を決定した。
緒方 博恭委員長は挨拶で、「今年こそは有額回答を勝ち取りたい」「目標はただ一つ、『労使が力を合わせて全国一本の鉄道貨物会社を二十一世紀にも残す』こと。」「二年先、三年先を展望しながら現在何をしなければならないかを考えたい」「地球環境問題などでJR貨物自身に吹き始めたフォローの風を生かす施策を、労使一体になって打ち出したい」と話した。
また来賓として出席した伊藤 直彦社長は、「(輸送量が)ここ数ヶ月は上向くようになってきた。」「トップセールスに取り組んでいるが」、「多くの方がJR貨物の輸送改善の取り組みを御存知ないということ」を感じている。「スピードリミッタ装置が近く義務付けられ、少子高齢社会の到来でトラックドライバーが不足するといった現実的課題の中で、トラック会社からの商談も持ち込まれるようになってきた。いずれにしても労使協調しながら新しい気持ちで、新しいJR貨物をつくりたい」と挨拶した。
