橋元・JR貨物名誉会長のアメリカ視察報告会アメリカ合州国の先進的物流・情報企業視察団の団長をつとめたJR貨物相談役・名誉会長の橋元 雅司氏の報告会が2000年12月6日にJR貨物本社ビルで開かれた。視察団は関西生産性本部が企画したもので、報告会は日本物流記者クラブが主催した。
視察団は、デルコンピュータ(コンピュータ販売)やヴィグネット(コンピュータソフト開発)・フェデックス(物流)・シスコシステムズ(コンピュータネットワーク機器の製造・販売)を訪れた。
橋元氏は報告会で、IT革命への取り組みについて、日米の「差は(言われているほど)なく、自信を持って改革に取り組むことが必要」とした。また企業の情報開示について、「今回は先進的な企業ばかりを見たので、米国が日本に比べ相当先を進んでいるように感じたが、すべての企業がそうした状況にあるわけでなく、わが国も決して差はないと感じた」と話した。
またデルコンピュータについて「SCM(サプライ・チェーン・マネジメント)の本質が鮮明に理解できた」とし、フェデックスに関連し物流企業成長のキーは情報化と強調した。
