ドイツに貨物路面電車が登場ドイツのドレスデンに貨物輸送用の路面電車「CarGoTram」が登場した。製造者はSchalker Eisenhteで、2000年11月15日の夕方に車庫へ到着した。
この貨物路面電車はDresdenFriedrichstadtという貨物ターミナルから、Straburger Platzにあるフォルクスワーゲンの自動車工場へ部品を輸送する予定。
床下は白いスカートで覆われ、車体は水色。窓は運転台付近にしかない。正面は1枚窓で、精悍な顔つき。
車両間に通路はない。車体側面はシャッターとなっていて全開することができ、荷役は容易。
5両編成(番号は2001+2021+2022+2023+2002)で、全長は約60メートル。台車は旧型のCKDタトラのものを再利用しているが、主電動機は新品。
パンタグラフは先頭車の編成端側に一つずつ設置されている。使用されるのは進行方向のパンタグラフだけ。
運転台には左手操作のワンハンドルマスコンとコンピュータ画面が設置されている。
正面の連結器は常時カバーで覆われている。非常時に他車と連結する必要があるときはカバーが上がり、連結器が出てくる。
2001年1月に一般市民へ公開され、多数が来場した。2001年2月現在も試運転が続いているようだ。
