岩手県が並行在来線第3セクターの経営計画概要を発表岩手県は2000年10月27日、「並行在来線経営準備協議会総会」を開き、東北新幹線盛岡以北開業後に並行在来線の経営を担う第3セクター鉄道の経営計画概要をまとめた。
それによると、新会社は県と沿線市町村・地元企業などが出資、2002年12月の営業開始を想定。複線電化とし、車両は7両を保有、職員約170人で運営する。
JR東日本から譲渡される鉄道と土地の購入など初期投資額は約134億円。
運賃を現行の1.59倍とすれば開業19年後に黒字転換すると予測している。
貨物列車の線路使用料について、増田 寛也・岩手県知事は「まだ協議中だが、県の立場をしっかり伝えたい」と話し、適正な額の支払いをJR貨物へ求める考えのようだ。
なお運輸省は、線路使用料の値上がり分を国が負担する方向で検討を開始している。
