JR貨物関西支社は2000年10月と11月の2ヶ月間、「地球環境クリーンキャンペーン」と銘打って、尼崎地区を通過する大阪・神戸地区発新規貨物の運賃割引を行う。大阪地方通運業連盟と鉄道貨物協会近畿支部と合同で実施する。割引率は荷主・通運会社との交渉で決定する。
このキャンペーンを告知するため、JR西日本の電車内にポスターを掲出するほか、ウェッブサイトに専用コーナを開設する。また大阪営業支店のフリーダイヤル(0120-36-5334)の通話エリアを、大阪府下から近畿2府4県へ拡大する。
このキャンペーンは2000年1月の尼崎公害訴訟判決で、SPM排出量を一定限度以下に抑えるよう命じる判決が出たことが影響しているようだ。この判決を受け、近畿運輸局がJR貨物・荷主企業と作成した「環境負荷の軽減に資する鉄道コンテナ輸送利用促進方策検討調査研究」の考え方に沿って実施する。