2000年8月のJR貨物 輸送概況JR貨物は2000年8月の輸送概況を9月14日にまとめた(速報値)。コンテナは対前年同月でプラス7.9%の167万1千トン、車扱はプラス3.9%の150万7千トン、合計でプラス5.9%と、好調だった。コンテナは、長期不通が続いていた北海道関連を除くと、プラス11%となる。
コンテナは農産品以外の全品目で前年同月を上回った。飲料水が16%も伸びた食料工業品はプラス6.9%、紙製品が好調だった繊維工業品がプラス11.5%を記録した。農産品は、政府米の発送が少なかったためマイナスとなった。
車扱は、中部国際空港の土砂輸送が本格的に始まりその他貨物が前年同月の2.6倍に大きく伸びた。しかし一部工場が定期検査で操業を停止したためセメントは34.8%減に落ち込んだ。
なお、お盆期間中の8月11日〜17日は、前年に比べ列車の運転を30%増しとし、輸送量もプラス6.2%を記録した。宅配便事業者や、夏休みも操業を継続した製紙会社に好評だった。
